海堂尊「ナイチンゲールの沈黙」

2013.10.25(Fri)


ナイチンゲールの沈黙(上) (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)ナイチンゲールの沈黙(上) (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)
(2008/09/03)
海堂 尊

商品詳細を見る


今回ご紹介する音に関する本は、海堂尊の長編ミステリ小説「ナイチンゲールの沈黙」です。海堂尊といえばデビュー作「チーム・バチスタの栄光」が大ヒットし、映画やドラマにもなっているのでご存知の方も多いと思いますが、この「ナイチンゲールの沈黙」はその続編です。全く別の事件を扱った作品ですが、お馴染みの登場人物がたくさん出てくるし、物語は繋がっているので、やはりできれば「チーム・バチスタの栄光」を先に読んだ方が、より内容を楽しめるのではないかと思います。

東城大学医学部付属病院小児科看護師の浜田小夜と如月翔子は街で偶然出会った男から、伝説の歌姫・水落冴子のシークレットライブに招待される。ところが水落冴子はライブの最中に大量吐血し倒れてしまう。浜田らの病院に緊急入院した冴子は重度のアルコール依存症であった。成り行きで彼女の主治医となった不定愁訴外来責任者の田口公平は、その一方で手術を控えた小児科入院患者のメンタルケアを依頼される。そして同じ頃、入院患者の父親が惨殺される事件が発生する…。

この作品は「チーム・バチスタの栄光」と同様に、神経内科学教室講師・田口公平と、厚生労働省の変人役人・白鳥圭輔の凸凹コンビが活躍する、いわゆる「田口・白鳥シリーズ」の2作目に当たります。ベストセラーとなった前作は実にリアリティのある医療ミステリでしたが、それと比べてしまうとこの「ナイチンゲールの沈黙」はプロットやミステリとしても弱いかなという気がしてしまいます。また、少々現実離れしたと思われる事象が扱われていることもあり、その評価はあまり高くないようです。
さらに、この作品からさらに続くシリーズの布石ともなる個性豊かな登場人物等がたくさん登場し、そのやりとりはとても楽しいのですが、少々バタバタと散らかったような印象を受けてしまうのは、まあ仕方のない事なのかもしれませんね。

さて、以前「真夜中の神話」という本をご紹介したときに、歌声に関する不思議な現象を扱ったミステリ小説がもうひとつある、という事を書きました。それがこの「ナイチンゲールの沈黙」のことです。そして、先に記した「現実離れしたと思われる事象」というのが、歌声に関することなのです。
で、今回はこの作品の中に登場する「歌声に関する不思議な現象」について、私の思うところをお話ししようと思っていたのですが…。

すみません、ネタバレせずに「歌声」についての考察をすることができません。色々と方法を考えたのですが、どうしてもダメでした。
このブログでご紹介する本は、基本的に「音に関する本」なのですが、その音に関する部分についてまったく触れることができないケースがあるとは思ってもみませんでした。大変申し訳ありませんが、今回は音についてのレビューができません。

このブログではミステリ小説をご紹介することが多く、その基本方針としては「ネタバレをしない」と決めています。結果的に中途半端に終わってしまう場合もありますが(その方が多いかもしれませんね)それはそれでいいと思っています。
一口にネタバレといっても、その解釈は人それぞれでしょう。ミステリにおける結末や犯人、メインとなる大きな謎の真相などはもちろんですが、私としては「それを知ることで読書の楽しみを奪われるであろう事」すべてがネタバレであると考えます。この「ナイチンゲールの沈黙」は、歌声についてお話しするとどうしてもネタバレになってしまう、と私は思うのです。

逆に、ここでレビューしない事によって読書の楽しみが保たれる、とも言える…のかな?(笑)
まあこれは私の自分勝手な都合の良い解釈なので、冗談として受け流して頂いて結構です、はい。

とは言ってもこの作品は、現実離れではあるかもしれませんが非常に興味深い歌声(音)が登場し、物語を牽引していきます。歌声についても、事件の真相についても、徐々に明かされていくタイプの、魅力あるミステリです。興味のある方はぜひご一読を。

そして読了後には、ネタバレありで話し合いたいですね。


・・・なんだかホントにすみません。m(_ _)m





  よろしければランキング投票をお願いします→ 

COMMENT

えむ

おはようございます。

最近 マンガ本ばかりの私にはとっても
嬉しい情報です 笑

読書の秋ですからね〜。
読んでみます〜^^

2013.10.26(Sat) 08:01 | URL | EDIT

さはんじ

Re:

>えむさん
コメントありがとうございます。

こんな中途半端なレビューですみません(汗)。
「チーム・バチスタの栄光」はマンガにもなっているようですね。
そういえば最近はマンガ読んでないなあ。「ちはやふる」も途中だし…。

2013.10.26(Sat) 11:16 | URL | EDIT

POST COMMENT


プロフィール

さはんじ

Author:さはんじ

FC2カウンター

ブログランキング参加中


にほんブログ村 音楽ブログ CDレビューへ
にほんブログ村
ブログランキングならblogram

おきてがみ


足あとを残せます。

アーカイブ

 

検索フォーム

Amazon 特集情報



Google AdSense

まずは「知る」ことが大切


blogram

にほんブログ村ランキング

↑
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。