鳥越けい子 「サウンドスケープ その思想と実践」

2010.07.07(Wed)


サウンドスケープ―その思想と実践 (SD選書)サウンドスケープ―その思想と実践 (SD選書)
(1997/03)
鳥越 けい子

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カナダの作曲家、マリー・シェーファーが提唱した「サウンドスケープ」という概念について、その思想や変遷、さらには様々な活動を紹介した本です。文章が堅苦しくて少々読みにくいのが残念ですが、私たちを取り巻く「音」の環境について、非常に興味深い内容が語られています。
これは私が最も影響を受けた本のうちの1冊でもあり、十数年前にこの本を読まなかったらきっとこんなブログを始めることもなかったでしょう。

「サウンドスケープ」とは、風景を意味する「ランドスケープ」をもじった造語で、「音風景」と訳されたりしているようです。その概念は決して一般的になっているとは言えませんが、ネット上などでちょっと調べれば、たくさんの解説を読む事ができると思います。ただ、その背景は複雑で、とても一言で言い表せるような内容ではないので、どうしてもわかりにくい文章になってしまいます。
詳しくはこの本を読んでください、と言えば一番簡単なのですがそれではミもフタもないので、極々大ざっぱに言えば、音は周波数帯とか音量といった物理的な捉え方だけでなく、気持ちの良い音や嫌な音といった感覚的な捉え方も大切で、しかも音を聞く個々人によって知覚や理解の仕方が違うものであるから、そこまで踏まえて、環境としての「音風景」を考え、見直していきましょうと、まあこんな事なんだと私は解釈しています。

最初に書いたように、一般的には少々読みにくいタイプの本だと思いますが、難しい事は読み飛ばしたとしても、読み進めていくうちにきっと「身の周りにある音に関心を持つ」ことの重要さが解ってくるでしょう。切り口はだいぶ違いますが、実はこのブログの目指すところもまさにそれであり、この本を読めば私のブログなんて読む必要がないとも言えたりして…(苦笑)。
ここでこの本を紹介することは、もしかしたら究極のネタバラシなのかもしれません。


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COMMENT

PATTI

さはんじさん、こんばんわ。

この本、買っちゃいました。
まだ届いてません
読んだらレビュー書こうと思いますが、ネタバレに気をつけないとね。楽しみです(^^)

2012.08.17(Fri) 18:28 | URL | EDIT

さはんじ

Re:

>PATTIさん
コメントありがとうございます。

わっ、買っていただいたんですか。恐縮です〜。
ネタバレを気にするような内容の本ではないと思いますが、PATTIさんの感想はとっても気になります。
もしかしたらレビューの書きにくい類の本かもしれませんが、無理なさらずにね。

2012.08.21(Tue) 23:22 | URL | EDIT

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