コブクロ『GRAPEFRUITS』

2010.04.01(Thu)

grapefruitsgrapefruits
(2002/08/28)
コブクロ

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2002年に発表された、コブクロのセカンドアルバムです。あまりヒット曲に恵まれない時期でしたが、非常に良い曲が多く収録されていて、着実にファンを増やし、後の大ブレイクに繋がるきっかけになったのではないかと思います。

デビュー作の「ROADMADE」はバラエティに富んだ幅広いタイプの楽曲が収録されていて、コブクロの可能性を感じさせるアルバムでしたが、ハードなロックナンバーなどがあるにもかかわらず、地味な印象のサウンドでした。その反動なのか、この「GRAPEFRUITS」は前作から一転して非常に押し出しの強いヘビーなサウンドになっています。
が、これが残念なことにコブクロの曲の世界観にマッチしていません。初めてこのアルバムを聴いたとき、「GRAPEFRUITS」というタイトルから感じるフレッシュさや瑞々しさとは対極にあるようなサウンドに驚いたものです。
コンプレッションが強くかかったような太く重いドラムやベース、全体に音が詰め込まれたように密度が濃くヌケの悪いサウンドは、パワー感を重視するロックならばともかく、コブクロの切ないラブソングやユーモラスで軽快な曲などには似合いません。このアルバムでこのサウンドがハマっていると思えるのは「翼よあれが巴里の灯だ」の1曲のみです。すべての曲をこのサウンドで統一する必要はなかったのではないでしょうか。名曲揃いの良作アルバムなだけに残念です。

次のアルバム「STRAIGHT」はコブクロの楽曲に似合った、スッキリとしたサウンドになっています。さらに次の「MUSIC MAN SHIP」ではコブクロのセルフプロデュースとなり、サウンド的にもコブクロの世界が完成したように思えます。これは私の勝手な推測ですが、コブクロ本人達は「GRAPEFRUITS」のサウンドが気に入っていなかったのではないでしょうか。この失敗(とあえて言ってしまいますが)から自身のサウンドを模索・構築し、やがては自信を持ってセルフプロデュースをするに至ったのではないか、コブクロのサウンド面での大きなターニングポイントになったのではないかと想像します。


   


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