天藤真「鈍い球音」

2010.09.30(Thu)


鈍い球音―天藤真推理小説全集〈4〉 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)鈍い球音―天藤真推理小説全集〈4〉 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)
(1995/06)
天藤 真

商品詳細を見る


今回は季節的にはとてもタイムリーなミステリをご紹介します。
プロ野球日本シリーズを舞台にした天藤真の長編小説「鈍い球音」です。

日本シリーズを目前に控えたプロ野球チームの監督が、東京タワーの展望台で忽然と姿を消した。そしてシリーズの最中に監督代理も宿舎から行方不明に。4人の個性的な新聞記者による急造凸凹プロジェクトチームが、男まさりの監督の娘とともに事件の真相に迫る。やがて日本シリーズの勝敗の裏に隠された巨大な陰謀が明らかに…。

この作品のストーリーは、実はそれほど「音」と関係がありません。それなのになぜここで取り上げたのかというと、題名に「音」という字が入っていることと、私が好きな作品だから、という理由によるのでした。すみません。

この作品は昭和46年(1971年)に刊行されています。しかし倉知淳さんの解説にもありますが、今読んでもまったく色褪せていません。私はまずこの点に、非常に驚いてしまいました。
40年もの時を経て、当時は想像もできなかったであろう東京スカイツリーなるものが東京タワーに取って代わろうとしています。そんな感傷(?)も抱きつつ、この抜群に面白いミステリを秋の夜長に楽しんでみるのも一興かと思います。なんちゃって。


題名の「鈍い球音」は、物語の終盤、日本シリーズ最終戦の最終回に球場に響きます。この球音が、事件関係者の運命を左右することになる、という展開が心憎いですね。


  よろしければランキング投票をお願いします→ 

COMMENT

POST COMMENT


プロフィール

さはんじ

Author:さはんじ

FC2カウンター

ブログランキング参加中


にほんブログ村 音楽ブログ CDレビューへ
にほんブログ村
ブログランキングならblogram

おきてがみ


足あとを残せます。

アーカイブ

 

検索フォーム

Amazon 特集情報



Google AdSense

まずは「知る」ことが大切


blogram

にほんブログ村ランキング

↑
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。